
こんにちは、せせらぎ房です。先日、100円拾った!と思ったらゲームのメダルでした・・・・・ところで、
今回は6W3Hの切り口です。事象を理解する上で便利な切り口であり、網羅的な質問を作成するにも有用です。
この記事のポイント
- 6W3Hとは? 9つの視点から事象を分析し、解決策を導くフレームワーク
- 具体的な使い方 ビジネスと日常生活のケーススタディを紹介
- 活用のポイント 効率的に使うためのコツを解説
6W3Hとは?

現代のビジネスや日常生活では、問題を正確に理解し、迅速に解決策を見つけることが求められます。そこで有効なフレームワークの一つが「6W3H」です。
6W3Hは以下の9つの切り口から成り立っています。
6W(Who, What, When, Where, Why, Whom)
- Who(誰が):問題に関係する人物や組織を特定
- What(何が):発生している事象や問題を明確化
- When(いつ):事象の発生時期を確認
- Where(どこで):影響を及ぼす場所を特定
- Why(なぜ):問題が発生した原因を分析
- Whom(誰に):影響を受ける人や組織を把握
3H(How, How much/many, How long)
- How(どのように):事象のプロセスや発生メカニズムを分析
- How much/many(どれだけ):問題の規模や影響を数値化
- How long(どのくらいの期間):影響が続く期間を見積もる
これらを組み合わせることで、問題を多角的に理解することができるため、適切な対応策を考えることが可能になります。
6W3Hの活用例

ケース1:ビジネスにおける問題解決

例えば、「プロジェクトの納期遅延」という問題が発生した場合、6W3Hを使って原因構造を整理することができます。
Who(誰が) | 担当チームやプロジェクトマネージャー |
What(何が) | プロジェクト進行の遅延 |
When(いつ) | スケジュールの遅れが発生した時期 |
Where(どこで) | 特定のタスクや部門 |
Why(なぜ) | リソース不足やコミュニケーション不足が原因? |
Whom(誰に) | クライアントや経営陣への影響 |
How(どのように) | 作業の進め方に問題があるのか? |
How much/many(どれだけ) | 遅延日数や追加リソースの必要量 |
How long(どのくらいの期間) | 今後どれくらい遅れる可能性があるか? |

このような分析から、何が問題の中心であって、どのようなリソースをどのような優先順位で投入するべきかを考えます。
ケース2:日常生活での応用

6W3Hへの理解を深めるために、個人に適応した例を考えてみましょう
「家系の支出が増加している」という問題を6W3Hの質問で分析・現状把握します
Who(誰が) | 家計支出に影響を与えている人 |
What(何が) | 増加している支出項目(食費、光熱費など) |
When(いつ) | 支出が増え始めた時期 |
Where(どこで) | 主に出費が増えている場所(買い物、旅行など) |
Why(なぜ) | 価格上昇、生活習慣の変化が原因? |
Whom(誰に) | 家族全員の生活に影響を与えているか? |
How(どのように) | どんな方法でお金を管理しているか? |
How much/many(どれだけ) | 具体的な支出の増加額 |
How long(どのくらいの期間) | この増加がどれくらい続いているか? |

この分析を元にして、大きな支出の変化を把握し、支出の優先順位、予算の設定、予算実行のための家計アプリの導入などを考えられるかもしれません。
6W3Hを効果的に活用するためのポイント
質問を分解しすぎない
すべての質問を深掘りしすぎると、全体像が見えにくくなります。重要な項目を優先的に分析しましょう。
データを具体化する
問題の分析には、客観的なデータが不可欠です。定性的な情報だけでなく、数値データを活用しましょう。
チームでの活用
個人だけでなく、チームで6W3Hを活用すると多様な視点からの分析が可能になり、より実用的な解決策が導き出せます。
優先順位をつける
すべての質問を均等に扱うのではなく、問題解決に直結する要素を優先的に掘り下げましょう。
まとめ
6W3Hは、事象を多面的に捉え、効果的な解決策を導き出すための実用的なフレームワークです。仕事や生活の中で問題に直面したとき、このツールを活用することで、的確かつ迅速な対応が可能になります。