
こんにちは、せせらぎ房です。「じゃあ、ここら辺で!」と別れた後に、同じ方向に歩き出した時の、あの気持ちは何と表せばいいですかね。・・・・・・・ところで、
今回はビジネスモデルについて、簡単に解説したいと思います。そもそもビジネスモデルとは何なのか? です。
時代とともに進化するビジネスモデル
- ビジネスモデルは、ビジネスの要素やプロセスを簡潔に表現する枠組みです。
- 成熟したビジネスモデルはシンプルに説明可能であり、そうでないものは未成熟です。
- 新しいビジネスモデルは時代とともに生まれ、応用されることで新たなビジネスが展開されます。
ビジネスモデルとビジネスプロセスの違い

ビジネスモデルは、企業がどのように価値を創造し、提供し、収益を得るかを示す仕組みです。一方で、ビジネスプロセスは「誰に何を売るか」という具体的な活動に焦点を当てます。
たとえば、ある企業が高品質なコーヒーを提供する場合、そのターゲット顧客や商品の特性を考えるのがビジネスプロセスです。これに対し、どのようにコーヒーを提供し、収益を上げるのか(例:店頭販売、サブスクリプション、オンラインデリバリーなど)を決めるのがビジネスモデルとなります。
サブスクリプションモデルの台頭

サブスクリプション(定額課金制)は、現代の代表的なビジネスモデルの一つです。このモデルでは、顧客が一定期間ごとに料金を支払うことで、継続的に商品やサービスを利用できます。
具体例
- NetflixやSpotify:映画や音楽を定額で利用できます。
- クラウドサービス(AWS, Google Cloud):企業が必要なインフラを月額料金で利用できます。
- サブスク型アパレルサービス(airCloset, メチャカリ):定額で洋服をレンタル可能です。
サブスクリプションは、顧客にとっては初期費用を抑えられ、企業にとっては安定した収益を確保できるというメリットがあります。
ITがビジネスモデルを進化させる

ITの進化により、新たなビジネスモデルの構築が容易になりました。特に、リアルタイムでの支払い処理や商品の提供が可能になったことが、ビジネスの拡大を促進しています。
具体例
- デジタル決済(PayPal, Stripe):簡単かつ即時に決済が可能です。
- クラウドコンピューティング(AWS, Azure):インフラコストを抑えながらビジネスを拡大できます。
- IoTと物流(Amazon, Uber Eats):リアルタイムでの商品の追跡や配送を実現します。
サブスクリプションのような従来の分割払いの概念自体は古くから存在していましたが、ITによってその利便性が飛躍的に向上しました。特に無形サービス(ソフトウェア、コンテンツ)から始まり、現在では物理的な製品(衣類、食品、自動車など)にも適用範囲が広がっています。
AIと今後のビジネスモデル

AIがもたらす影響は、商品の価値そのものを変化させる可能性がありますが、ビジネスモデルそのものに劇的な変化をもたらすケースはまだ少ないです。
しかし、AIの進化により、新たなビジネスモデルが生まれる可能性があります。特に、「お金の流れ」を変えるようなモデルの登場が期待されます。
可能性のある新ビジネスモデル
- ダイナミックプライシング:AIがリアルタイムで需要と供給を分析し、価格を変動させます(例:航空券、ホテル予約)。
- パフォーマンスベース課金:成果に応じた料金体系です(例:広告業界のクリック課金)。
- AIによる個別最適化サブスク:ユーザーの利用データをもとに、最適なプランや商品をAIが自動選択します。
まとめ
ビジネスモデルは、ビジネスの成功を左右する重要な要素であり、成熟したビジネスモデルはシンプルに説明可能です。特にサブスクリプションモデルのように、時代に応じた新たな収益構造が求められています。
ITの進化により、新たなビジネスモデルが次々と生まれています。今後はAIの発展とともに、より柔軟で顧客中心のビジネスモデルが登場する可能性が高いです。企業は、時代の変化に応じた適応力を持つことが求められるでしょう。