
こんにちは、せせらぎ房です。最近まで、TikTokの読みこ方をチックトックだと思っていました・・・・・・・ところで、
今回はWHO DO です。何かを達成しなければならない場合にWHAT TO DOを整理することが多いと思いますが、それを誰がするのかWHO DOを踏み込んで整理することでより実現のイメージがつきやすくなります。
この記事のポイント
- WHAT TO DO(何をするか)よりもWHO DO(誰にしてもらうか)が意思決定と実施の成功を左右する場合がある
- WHO DOをマトリクスで整理することで、適切な人材配置と効率的な実施が可能
- WHO DOマトリクスの具体例とその活用法を解説
WHAT TO DOからWHO DOへのシフト

組織の目標を達成するためには、何をするか(WHAT TO DO)を明確にすることが基本です。しかし、多くのプロジェクトや業務が停滞する原因は、”何をするか”の計画が不十分なのではなく、それを”誰が行うか”(WHO DO)が適切に決定されていないためです。どれだけ優れた戦略を立てても、それを実行する人材が適任でなければ成果は得られません。
特に以下のようなケースではWHO DOが決定的な役割を果たします
- 専門的な知識やスキルが求められる業務
- 他部門や外部との連携が必要なプロジェクト
- 緊急性が高く、迅速な対応が求められる状況
WHO DOを整理するマトリクスの概要

WHO DOマトリクスは、関係者の役割や責任を視覚的に整理し、適材適所を実現するためのツールです。このマトリクスでは、以下の要素を基に分類を行います
- スキルレベル:業務に必要な知識やスキルを持つかどうか。
- 責任範囲:どの範囲で意思決定や実行の責任を持つか。
- リソースの可用性:現在の業務負担やプロジェクトへの投入可能性。
WHO DOマトリクスの活用法

WHO DOマトリクスは、次のような具体的な場面で活用できます
プロジェクトチームの編成
マトリクスを用いて、プロジェクトに最も適した人材を選定し、適切な役割を割り当てることで、チーム全体のパフォーマンスを最大化できます。
人材育成の計画立案
トレーニング対象として分類されたメンバーに対して、適切なスキル向上プログラムを提供し、将来的に責任のある役割を担えるよう育成します。
タスクの優先順位付けとリソース配分
業務負担が集中しすぎないよう、マトリクスを使ってタスクの再配分を行い、効率的なリソース活用を実現します。

WHO DOの決定には、以下のプロセスで進めてみましょう。
- ゴールのビジョンを可視化し、共有する。
- 誰に何をしてもらうのかを書き出す(WHO DO)。
- 意思決定者や影響を受ける人を特定し、調整を行う。
ビジョン実現のために、誰を動かし、どのように協力を得るのかを考え、適切な人材配置を行うことで、組織の成果を最大化しましょう。
WHO DO の組織への適用
WHAT TO DOからWHO DO へのシフト
組織の目標を達成するためには、何をするか(WHAT TO DO)を明確にすることが基本です。しかし、多くのプロジェクトや業務が停滞する原因は、”何をするか”の計画が不十分なのではなく、それを”誰が行うか”(WHO DO)が適切に決定されていないためです。どれだけ優れた戦略を立てても、それを実行する人材が適任でなければ成果は得られません。
特に以下のようなケースではWHO DOが決定的な役割を果たします
- 専門的な知識やスキルが求められる業務
- 他部門や外部との連携が必要なプロジェクト
- 緊急性が高く、迅速な対応が求められる状況
WHO DOを整理するマトリクス
WHO DOマトリクスは、関係者の役割や責任を視覚的に整理し、適材適所を実現するためのツールです。このマトリクスでは、以下の要素を基に分類を行います
- スキルレベル:業務に必要な知識やスキルを持つかどうか。
- 責任範囲:どの範囲で意思決定や実行の責任を持つか。
- リソースの可用性:現在の業務負担やプロジェクトへの投入可能性
営業・技術・管理によるプロジェクト進行
スキルレベル /責任範囲 | 高 | 中 | 低 |
高 | 営業部のエース(営業課長A) | 若手有望社員(営業担当B) | 新人社員(営業アシスタントC) |
中 | エンジニアチームのリーダー(技術課長D) | サポートエンジニア(技術担当E) | トレーニー(技術新人F) |
低 | アシスタントマネージャー(管理部G) | 務サポートスタッフ(管理部H) | アルバイトスタッフ(管理部I) |
担当者 | 役割 | 具体的なタスク |
営業課長A | 営業戦略の策定・リーダーシップ | 新規顧客の獲得、営業チームの指導、売上目標の設定 |
営業担当B | 顧客対応・営業活動 | 既存顧客との関係構築、提案書作成、契約交渉 |
営業アシスタントC | サポート業務 | データ入力、顧客情報管理、営業資料の作成 |
技術課長D | 技術戦略・プロジェクト管理 | 技術ロードマップ作成、プロジェクト管理、技術指導 |
技術担当E | 技術サポート・実装 | 製品の技術サポート、システム開発、トラブルシューティング |
技術新人F | 学習・支援業務 | テスト環境構築、技術ドキュメント作成、基礎研修 |
管理部G | 管理業務統括 | 予算管理、人事制度設計、業務効率化推進 |
管理部H | 事務サポート | 資料作成、会議調整、データ整理 |
管理部I | 簡易事務作業 | 書類整理、備品管理、電話応対 |

プリジェクトの進行に関わり、プロジェクトメンバーが具体的に何をするのか(WHO DO)を決めることで、何を達成するべきか(WHAT TO DO)の実現性が見えてきます。
顧客の意思決定を促すWHO DO
役割 | 人物 | 具体的な業務 | 期待するアクション |
意思決定者 | 経営者・部長 | 主要な契約・価格交渉の決定、長期戦略策定 | 長期的な契約の意思決定 |
ゲートキーパー | マネージャー・チームリーダー | 交渉窓口、顧客要望の精査、契約承認プロセスの管理 | 投資判断の基準策定、社内承認の調整 |
担当者 | エンジニア | 製品の技術的サポート、導入支援、トラブル対応 | 技術的懸念の解消、社内へのデモ・説明 |
事務サポート | 事務スタッフ | 契約書管理、問い合わせ対応 | 契約関連のスムーズな処理、問い合わせ取りまとめ |

対顧客に対しての提案活動・プロジェクト管理などでは、顧客組織による各人物の役割と、それぞれの人物に対するWHO DOの整理・共有が有効です。
まとめ
組織の目標達成において重要な鍵となります。WHO DOマトリクスを活用することで、適材適所を実現し、効率的で成果の出る業務運営が可能となります。組織の成功に向けて、このツールをぜひ導入してみてください。