
今回は、ビジネスモデルを知りたい時におすすめの書籍をご紹介します。ビジネスモデルとは、自ら事業を立ち上げる際だけでなく、BtoBビジネスにおいて顧客やパートナー企業を理解する際にも役立つ概念です。また、投資に携わる方にとっても投資先企業のビジネス構造を理解するために重要な視点となります。
捉えどころのない「ビジネスモデル」という概念を分かりやすく整理し、具体的な活用方法を示してくれる書籍を選びました。
考え方のベースを知る

ビジネスモデルは歴史と共に変遷し、新たな考え方が次々と登場しています。ビジネスモデルを構成する基本的な要素とは何か、新しいビジネスモデルにはどのようなものがあるのか。これらを理解したい時におすすめの書籍です

ビジネスモデル全史:
歴史的な視点からビジネスモデルの変遷とその背後にある原理や戦略を解説しています。過去から現代までの事例を通してビジネスモデルの進化を理解できます。ビジネスモデルは歴史的に変遷しながらも、基本はその時代にあった同じものが流用されてい流ことが多いと思います。

起業の科学:
特にスタートアップにおけるビジネスモデル・事業構想をステップを追って考える場合の重要な論点を解説してくれています。ビジネスモデルにおける定量的・定性的に重要な要素を理解することができます。

ビジネスモデルの教科書:
ビジネスモデルの基本を網羅した教科書です。ビジネスモデルを知る意味、基本構成や各種事例、事業レベルコーポレートレベルなどのビジネスモデルの考え方など、自分の状況に合わせたビジネスモデルの考え方を知ることができると思います。

ゼロからつくるビジネスモデル:
0→1でビジネスモデルを創出することができるのか。著書の中にもありますが、ゼロイチは幻想、何かを取り込み、組み合わせることが重要です。全般的に、ビジネスモデルを考える、発想する時の行動、心構えを教えてくれます。巻末に事例の解説もあります。

プラットフォーム革命:
現代ビジネスにおいて重要な役割を果たす「プラットフォーム型ビジネスモデル」の仕組みや戦略について詳しく解説しています。デジタル経済に関わる方にとって特に参考になります。
ビジネスモデルの事例を知る

成功企業31社のビジネスモデル超入門:
ビジネスモデルの基本パターンを事例を元に解説してくれています。事例は最新のものというよりも、そのビジネスモデルの起点となった有名起業が含まれています。パターンとしてビジネスモデルを理解するのにベストな一冊です。

DXビジネスモデル:
デジタルトランスフォーメーションに関わる新しいビジネスモデルの事例を解説してくれています。デジタル化でビジネスモデルはどのように変わるのか、知りたい方にはとても良い事例集だと思います。事例はわかりやすく図と文章で示され、ビジネスモデルを考える際のヒントになりそうです。
図解・フレームワークを知る

ビジネスフレームワーク図鑑:
ビジネスモデルを理解する上で、情報を整理するフレームワークを用いるのはとても有効です。そのような時に役立つ一冊です。自分自身でビジネスモデルを考える時、または、既存のビジネスモデルの構成を分析する時などに便利なフレームワークを見つけることができると思います。

ビジネスモデル2.0図鑑:
ビジネスモデルを3×3のマトリクスを使って表す手法です。シンプルにデザインされたフレームワークとパーツを用いてビジネスモデルを考えます。シンプルですが、ビジネスの強みや特徴、構成要素を理解していなければならず奥が深いです。実際2手を動かしながら、ビジネスモデルを考えることに適していると思います。

ピクト図解:
ピクト図でビジネスモデルをシンプルに表す方法です。いくつかのビジネスモデルのパターンを元に、ビジネスの全体像を見える化します。特に収益モデルを考えたい時に手を動かしていろいろ考えてみるのはいいかもしれません。